『人に好かれる』コミュニケーション③

好感度の高い人のコミュニケーション

好感度の高い人は非言語コミュニケーション力が高い!

みなさんは「人の印象は、第一印象で決まる!」と聞いたことがありませんか?これはメラビアンの法則という、話の内容などの「言語情報7%」 声のトーン・大きさ・話す速さなどの「聴覚情報38%」 雰囲気・表情・仕草などの見た目などの「視覚情報55%」の情報を受けて、よく言われる話です。

つまり話す内容よりも視覚・聴覚の非言語コミュニケーションによるメッセージのほうが強い印象を与えるということです。

しかしこれを「見た目が一番だ」と勘違いしてしまっている人がいます。見た目が良ければ話す内容はどうでもいいという意味ではなく、話す内容をよりよく伝えるために非言語コミュニケーション力が大切なのです。

商品の話やサービスの提供には言語が必要です。では7%の話の内容をお客様によりよくお伝えするためには、どうやって非言語コミュニケーション力を上げるのでしょうか。

言語情報を7%以上にする3つのコツ。

1.服装・髪型・メイクなどの見た目で第一印象アップ。

 清潔感があり誠実で、信頼感のおける印象を持っていただくために、改めて自分の服装や髪型、メイクのチェックをしてみましょう。

・服装や髪型の乱れや汚れはありませんか?

・派手すぎず地味すぎずTPOにあっていますか?

・季節感や機能性は大丈夫ですか?

オシャレは自分のため、身だしなみは他人のためです。自分の好きなものだけを身につけるのではなく、人から好かれるものを身に付けてみましょう。

2.無表情ではなく笑顔とジェスチャーで魅力度アップ。

 表情や仕草はかなり大切です。明るく元気な印象で話す内容は、説得力が増し心に残ります。身振り手振りも効果的ですのでジェスチャーも加えてみましょう。

・姿勢はどうですか?背筋がピンと伸びていると健康的で堂々とした印象になります。

・視線は大丈夫ですか?伏し目がちでは自信のなさが出てしまいます。

・手はどうしていますか?動きをつけてヤル気を見せましょう。

自分が思っている以上に大げさな表情や表現を試してみてください。きっと、いい人だったという印象を持っていただけます。

3.棒読みではなく、抑揚と間を大切に知性感アップ。

 内容の伝わる話し方に強弱、抑揚をつけて話す方法があります。間をあえて入れることも効果的です。

・伝えたい気持ちが前に出過ぎて早口になっていませんか?

・沈黙が嫌で自分が話しすぎていませんか?

・情報を自分の言葉で話せていますか?

おしゃべりに自信がない方は声のトーンを意識してみてはいかがでしょうか。元気な人には元気なトーン、落ち着いた人には落ち着いたトーンで話すだけで簡単に印象が変わります。

例えば元気のない人を見た時…

非言語コミュニケーション力が高い人は「大丈夫ですか?元気出して頑張ってください。」と言葉で伝えるのではなく何も言わずコーヒーや飴を差し出してくれる人かもしれませんね。非言語コミュニケーションが言葉より効果的なことを理解しているからこそ、自然とその優しさにもつながるのです。

さあ皆さんも改めて自分の発する言葉だけでなく、非言語の部分も一度振り返ってみてはいかがでしょうか。

監修/池田友紀

カラー・キャリアコンサルタント事務所代表

ライフカラーコミュニケーションズ主宰。カラーとキャリアコンサルティングを融合した独自のカウンセリング活動を行い、美容業界においてもマナーコミュニケーションやライフカラー、カウンセリングセミナーなどを行っている。

関連記事