本日は普段は見ることのできない製造現場を少し紹介させていただきます。
自社工場は、化粧品工場・パーマ工場・ヘアカラー工場の3つにわかれており、アローブ製品も含めて600種類以上の商品を製造しています。
工場では、「5S」管理および化粧品GMPにもとづいた製造と品質管理を実施しています。「5S」とは、整理・整頓・清掃・清潔・躾の頭文字の「S」をとったもので、常に品質の高い商品が製造できる環境を整えています。
また、化粧品GMPの「GMP」とは、「Good Manufacturing Practice」の略で、製造と品質管理に関する国際基準のことです。これらの指針を徹底することで、従業員全員が常に改善の意識をもち、日々高品質な商品をお客さまにご提供できるように努めています。
さらにアローブは前回紹介させていただいたように他の製品とは異なり製造工程の中で成分を混ぜるスピードを微調整したり、成分を配合する温度やタイミングの調整などを行う特殊な技術工程を伴うブレンドテクノロジーによって製造されています。この技術を達成するために製造するスタッフが常に内容物の状態を確認しながら成分を配合していくため、手間と時間がかかるたいへんな作業を伴いますが、この手間と時間がアローブの性能と品質を高めるために必要であると考えています。
また、自社工場は京都市伏見区という場所にあり、この伏見区はかつて「伏水(ふしみ)」と記述されていたように、古くからミネラルがバランスよく含まれた良質の地下水に恵まれていたため酒処としても有名です。髪や肌に使用される化粧品をつくるには、配合される水の品質も非常に重要になります。我々はこの伏見の地下水をさらにピュアな水にするための、最新の超純水装置というものを備えており、この装置から生み出された“超良質”の水を使用しているのもアローブの品質を高めている一つの要素となっています。
このようにして製造された内容物は、次に充填(内容物を容器に入れる工程)へと進みますが、製造は最後の重要な工程へと移ります。それは洗浄です。製造を終えたタンク、配管やその他の部品はできる限り分解されて細かい溝や隙間に内容物が残っていないようにしっかりと丁寧に洗浄殺菌されます。この洗浄工程を行うことでまた明日の製造が行えるのです。
次回は完成した製品の充填と検査、さらに皆様のもとへお届けするために梱包を行う自社物流倉庫を紹介いたします。