印象を変えるコミュニケーション②

コミュニケーションは大切なマナー

美容室で不快に思う印象や行動が、10代と40代ではかなり違うようです。

前回、美容師には直接言えない『美容師・美容室のあれこれ!』といった30歳代~40歳代のアンケート調査を行った際に全くでなかったことが、今回10代へのアンケートではかなり明確に出ていましたので、ここでお話したいと思います。

10代にやってはダメ!?な3つのポイント‼

1. タメ口

親しみやフレンドリーさは大歓迎のようですが、どうもタメ口は嫌う傾向にあるのが若者。ついついやってしまいがちな、施術中ではない時に髪を触りながら「ずいぶん伸びたね~。」なんかは大変嫌われる要因のようです。

最後の仕上げ後に「どう?」「いいね~!」「かわいい!」なんて言葉もNG!

実はなんか嫌みたいですよ。

フレンドリーとなれなれしさの境界線というところでしょうか…

ではどうしたら良いのでしょう??

それは簡単!

施術中以外45㎝以内(パーソナルスペース)に近寄らず、ちょうどいい距離間で笑顔いっぱいに応対することです。楽しい会話は大歓迎なのが10代!

「かわいいですね!」「コレいいですね。」「いかがですか。」

など親しみの会話に敬語を忘れないように使いましょう。

                                            

2. 否定

基本ダメだしされるのが苦手な10代!

否定的なことは決して初対面では言ったりやったりしてはいけません。

したいヘアスタイルやカラーをかなり研究して美容室に行く傾向にある若者には寄り添うことが最重要です。

どうしても厳しい場合はまず肯定してから話を進めましょう。

「いいですね。とても似合うと思います。どんなところが?特に?」

聞き出しながら今は厳しいとか、今は痛みやすいとか、どうしてもしない方がよい理由がある場合は丁寧に話しましょう。

もちろんメイクやファッションのダメ出しもNGです。

よかれと思ってアドバイスした場合でも実は嫌な印象を与えてしまします。

素直に

「かわいいですね。」「素敵ですね。」

と褒めることが大切です。

3. 匂い

40代アンケート調査ではひとつもあがらなかった匂い、香りに10代はとても敏感なようです。臭い(くさい不快な)にご注意ください‼

2~3時間狭い空間で同じ時を過ごす美容室だからからこそ、気にしなくてはならない身だしなみの1つですね。これからの季節は特に汗臭さなど、体臭には注意が必要です。また逆に香水や化粧品の強い香りにも不快感を示すのが10代です。

優しく香る微香が好まれる傾向にあるようです。

いかがでしたでしょうか。

40代の私にはとても感じがたい部分でしたが、ご参考になりましたでしょうか。

いま一度店内の環境整備、身だしなみ、言葉遣いやマナーを振り返ってみましょう。

今日から10代のお客様をお送りする際は

「学校頑張ってね!」

ではなく

「学校頑張ってくださいね!」

と言ってみてください。

きっと憧れの美容師さんです‼

監修/池田友紀

カラー・キャリアコンサルタント事務所代表

ライフカラーコミュニケーションズ主宰。カラーとキャリアコンサルティングを融合した独自のカウンセリング活動を行い、美容業界においてもマナーコミュニケーションやライフカラー、カウンセリングセミナーなどを行っている。

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